テニスの試合中に肘と手首を痛めた
症状
来院の10日前、テニスの試合中にフォアハンドでラケットを振った際、右肘に今まで感じたことのない痛みが出現。試合後は、ラケットを握るだけで右肘と右手首に痛みがある。試合後、安静とストレッチで様子をみるが改善しない。来院時、日常生活では肘の痛みは感じないが、「負荷をかけると痛みが出そうでテニスの練習ができない」とのこと。「これからもテニスを続けていきたい」という気持ちから、来院された。
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来院者
男性
30 代
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期間
2016年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
手首を反った際に痛みが出現することがわかった。握る動作でも痛みが出現することから、指の動きと関連があると考えた。薬指を動かした際の痛みが顕著であった。指の動きと関連深い脊柱のツボに鍼をすると、指の動きが良くなり、手首の反る痛みも改善。さらに好転させるために、手首のツボを選んだ。最後に、肘と手首に痛みがないことを確認して終了した。
使用したツボ
まとめ
ラケットを握った際の手首の痛みは、薬指の問題が発端となっていた。試合中に起きた肘の痛みは、薬指の問題からフォームを崩し、肘に負担をかけたものと判断。フォームを崩すことで、本人が気付かないうちに身体に負担をかけてしまうことは珍しくない。スポーツによって引き起こされる痛みは、どこに負担がかかりやすいか動きをイメージすることが重要になってくる。