アキレス腱の痛みと肩関節の痛み
症状
清掃業に携わり2カ月前からアキレス腱付着部が痛むようになってきた。仕事中に酷く痛んでいたものが1か月前からは日常生活でも痛みを感じ移動時には患側の接地時間が短くなるような跛行を呈していた。その時に整形外科に受診し、『アキレス腱炎です。肥厚もみられるので安静にしてください』と痛み止めの薬・湿布が処方された。1週間仕事を休み伝えられた通り過ごしたが痛みは全く変わらなかった。その後仕事へも出るようにして半ばアキレス腱の痛みのことを諦めかけていたが5日前から不意な動作時や捻じれの動き(衣服の着脱等)が加わると肩に痛みが走り、2日前には畑作業をしていると腕に力が入らなくなったことから肩のこととアキレス腱のことを同時に相談された。
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来院者
女性
60 代
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期間
2021年11月 ~ 2021年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
肩の動きをみていくと水平内転・内旋肢位をとると痛みが誘発された。アキレス腱とも関連する肩甲骨内縁のツボに鍼をした。すると肩関節の動きが良くなり左右差がなくなった。アキレス腱は『体重をかけると中央が痛む』とのことだった。仕上げに腰部のツボを使うと解消された。
使用したツボ
まとめ
アキレス腱の痛み・肩関節の動きを同時に解消した症例であります。一見関係なさそうにみえる症状ですがアキレス腱は重心の影響を受けやすく身体の中で肩甲骨はセンサーの役割を果たしているためこの部と連動関係にあります。また、肩関節の動きには肩甲骨の動きが最も重要であるためこの部の緊張が取れることで解消されたと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広