上を向くと痺れが強くなり、下を向くと治まる
症状
3週間前から腕の痺れを感じていた。徐々に痺れる範囲が広くなり腕から親指・人差し指にかけて広がり首や肩のコリ・重だるさも伴ってきた。黙っているときは、指に痺れがあり、上を向くと腕から指にかけて広範に痺れる。患側を下にしては寝れない。そして、下を向くと症状が消失する。数年前になったときは整形外科へ行き『頚椎症』の診断を受け、牽引療法をはじめとしたリハビリを数か月通院したが今回は即効性を求め来院に至った。
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来院者
男性
40 代
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期間
2021年9月 ~ 2021年9月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
頸部伸展動作の改善を考え施術にあたった。第一胸椎に緊張がみられたため、対応する腓骨にあるツボに鍼をした。動作を行うと肩甲骨外縁に痛みを訴えが変わったため腕にあるツボ・鎖骨にあるツボに鍼をした。この時点で痺れは消失し、上向きも正常な可動域を取り戻した。仕上げに胸鎖乳突筋の緊張を取り除き終了となった。
使用したツボ
まとめ
誘発肢位があり、その動きの改善に取り組みました。中でも第一胸椎の動きに注目し施術を行うことで速やかに改善がみられました。腕の痺れは首の動きの悪さが関連していたため、関連する手足のツボを使うことで改善された症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広