半年前からの感じる膝の前側の痛み
症状
看護師の仕事をしており、半年前から膝の前側に痛みを感じるようになった。最初は夜勤で人がいないときや買い物へ出かけ歩き過ぎたときなど負担がかかったときに痛み、その都度湿布や塗り薬で対応していたが3カ月前から軽微な運動や普段の生活でも痛みを感じるようになった。その時に整形外科へ行き『膝関節の炎症です』と言われ仕事以外では極力負担をかけないように指導された。その間新型コロナウイルスによる自粛期間もあり3カ月を過ぎたが症状に変化はなかった。階段昇降、小走り、ランニングにおいて痛みが発するため次なる手段として当院がヒットした。
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来院者
男性
20 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
膝の前側をみると大腿四頭筋中央に強い緊張がみられ歩いているとよくここに疲労感を感じるようであった。また、臀部にも緊張がみられたためその部を解すように施術を行った。脚全体が軽くなったのを実感してもらい、股関節屈筋群にアプローチすることで大腿部の緊張をさらに和らげた。その場で痛かった屈伸運動も可能となった。
2回目、『家から40分ほど歩いてこれた、今日の天気のように雨だといつも調子が悪いが施術後から良い状態が続いている』とのこと。
仙腸関節にやや緊張が残っていたため、前回の施術と併せて行い終了となった。
使用したツボ
まとめ
膝の動きは腰やふくらはぎ、臀部などから大きく影響を受けるが今回は大腿部の緊張が一番でありました。この部の緊張が抜けないと膝の動きは悪いままでありました。本症例のように周辺の組織が緊張してしまうことで痛みを発することが多いのでその関係性を見抜けば最短での改善もみられます。
担当スタッフ
洲崎 和広