首肩から背中にかけての痛み
症状
半年前より、左右を振り向く動作や左右に首を倒す動作で左首すじから肩や背中にズキッとした鋭い痛みが走る。 整形外科では「首肩こり」と言われ筋弛緩剤を出されたが、服用しても症状が変わらず、下痢をしてしまう。 他の解決方法を模索していたところ、鍼灸を友人に勧められ、来院。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年12月 ~ 2020年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
首筋から肩甲骨付近まで触れると、左側が極端に緊張していていた。また、痛みのためか左を振り向く動作、左側に首を倒す動作に制限がみられた。 腕の痺れがないことや、肩関節の可動域には問題がないことから、肩や背中の緊張が症状を引き起こしていると考え、肩甲骨周辺と胸椎際の緊張を取り除くことを目的に施術を行った。 3回目の施術を終えた後、違和感は残るが、左右を振り向く動作と左右に倒す動作時に感じていた、ズキッとした鋭い痛みは起こらなくなった。 5回目では、症状は消失し、首の可動域も正常になっていたため、施術を終了した。 その後は、再発予防のため月1回の施術を継続している。
使用したツボ
まとめ
首から肩にかけての症状の原因は、頚椎・胸椎・肩関節・肩甲骨など多義に渡るため、原因の特定が大切である。 今回は、胸椎の際と肩甲骨周辺に問題があると考え、使用するポイントを絞り込み、注意深く経過を追うことで改善が見られた。