部活再開後に感じた脛の痛み
症状
サッカー部に所属していて2か月前に脛の内側に痛みを感じた、きまって練習中に感じることが多く左脛の内側に沿って痛む。練習後の湿布のみのケアでそのままプレーを続けていると右の方まで痛くなってきたため、整形外科受診すると『シンスプリント』の診断を受け、1か月の安静を言われた。1か月経過し、部活動に復帰したが日常生活でも脚が重たく、小走りするとズキズキと患部が痛む。本人も『ここが痛い』と把握しており左側の方が痛みが強く、右も痛みを感じる。同僚で同じ悩みを抱えていた人が当院で改善したのを聞き連絡をいただいた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
患者さん本人が痛みの箇所を把握しており、脚の重たさがなどがあったことからこれを改善すべく施術を組み立てった。
胸椎下部に緊張がみられたためその部に鍼をした。圧痛の軽減を確認し、肩甲骨内縁のツボを用いて重心を整えた。仕上げにハムストリング・臀部の緊張を取り除いた。圧痛の消失、歩行時痛の消失、脚の軽さを確認し終えた。
使用したツボ
まとめ
鍼施術を通し、ツボで身体に起こる痛みの要因を考えていくと患部への湿布・安静で良くなるとは限らないと感じました。必ずしも痛い所が原因となっているわけではなく、患部に関わる部の緊張が痛みを引き起こしていることもあります。本症例で言えば、胸椎下部・臀部・ハムストリングの緊張でありました。鍼の醍醐味は湿布や安静では得ることの出来ない痛みへのアプローチと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広