顎を引くと憎悪する首肩の痛みと腕のしびれ
症状
来院2ヶ月前にゴルフに行き、その次の日から腕が痛くなった。どんどん痛みが強くなり、来院時は前胸部、背部、肩〜腕まで広範囲で痛む状態であった。顎を引いたり、背中や胸を圧迫されると、前胸部、背部、肩〜腕に激痛が走り、痺れが出る。ひどい時には、夜寝ていても痛みで1、2時間おきに目が覚めてしまうことがある。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年12月 ~ 2020年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
1診目 脊柱の際に顕著な緊張が見られた。押圧してみると、腕から指先までの痺れが再現された。ポイントの一つと考え、そこへ鍼をした。置鍼中に痺れが一時強くなったが、その後落ち着いた。
2診目 ズドーンとした重さを感じたり、違和感を感じることはあるが、前回より状態は良いとのこと。肩甲骨の外縁の緊張も顕著だったため、鍼をして緩めた。
3診目〜12診目 症状に波はあるが、調子が良い時のほうが多い。寝ていて目が覚めることもなくなった。長時間の同一姿勢で痛みが強くなることがある。
13診目 たまに違和感を感じることはあるが、前回以降、痺れも鈍痛もほぼない。良い状態を保てるような施術を行った。
使用したツボ
まとめ
背中、前胸部と反応を丁寧に探し、ひとつひとつ緩めていくことで、広範囲の痛みでも改善が見られた。指のしびれは、脊柱際の緊張を緩めると緩和されることが多い。