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症例を書いた鍼灸院:鍼灸マッサージたかはし

NEW意識をしないと呼吸ができない息苦しさ

NEW意識をしないと呼吸ができない息苦しさ

  • 患者

    女性

    50 代

  • 来院

    2019年4月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    21回以上

症状

一か月半前から息をしようと意識しないと呼吸ができなく苦しい。全身が重だるく一日横になっている。
吸い込めない、息苦しさ、歩くと動悸、喉の違和感もある。
食欲もなくジュースやヨーグルトなどで済ませている。不安感が強く自宅周囲100mほどの散歩のみの外出で、店舗に入る事や自家用車を含め乗り物に乗ることができない。
数年前にパニック障害と診断され過呼吸発作の既往がある。最近は発作は起きていない。
心療内科で塩酸リルマザホン錠、ソラナックス バキシルCR錠 ファモチジンD錠。

施術と経過

週1~2回の施術。
息苦しさと全身のだるさが特に気になっていたため、まずは呼吸に関係する季肋部や喉の辺りの緊張に注目し、その緊張を和らげるために頭部や肩甲間部、肩甲骨周辺のツボを使用した。

初診のあとからだるさが減り横になっている時間が少なくなった。
3診後には息苦しさは残っているもののコンビニなど小さな店舗にいけるようになった。日中9割の時間を横になって過ごしていたが3割まで減っており、辛さは10→3まで変化した。

気候、環境の変化などで息苦しさの度合いや腹痛など体調の波もあったが、その都度対応していくことを続けたところ横になる時間はほぼなくなり、徒歩や自転車での外出の範囲が広がっていった。
体調の変化と首~肩甲間部の緊張の関係が強く感じられた。

9月に自家用車(ご家族の運転)で近くの場所での用事を済ますことができたことをきっかけに自信がつき、それ以降少し遠くまで出かけられるようになった。食欲も戻り、大型店舗、外食もできるようになり公共交通機関に乗って当初の一つの大きな目的を達成したあと安定した症状が一か月続いた。

「息苦しさは時々起こるが日常生活に支障がない」「外出や食欲など症状が出る前の状態に戻った」ため定期的な施術は終了した。

使用したツボ

まとめ

辛くて何をする気力もないとお話をされながらも、動けるようになってからはご自分でルーティンを決めて毎日を過ごし少しでも運動食事をするなど真面目で思いの強い方だった。
4診以降は暑さや湿気、環境の変化のためか体調に波があり、また一番ひどい状態に戻ってしまうのではないかという不安感、早くよくならなければという焦燥感も強かったがもう一度寝込む事は無く回復された。

施術者側からみると体の変化から体力的には外出もできそうだと見受けられたが、外出先で具合が悪くなったらという『予期不安』が強く踏み出せない時期もあった。心療内科では『苦手な状況を段階に分け、容易なことから徐々に困難に向かう行動療法が中心』とある。初診からの大きな変化に加え、鍼施術後は症状が軽くなるという安心感もご自身で行った行動療法に大きな手助けをできたと考える。

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