寝てもジッとしていても痛い左肩
症状
来院2日前から左横の首筋から肩、脇の下までの痛み、左腕のだるさ現れた。中でも首が一番痛く、じっとしていても辛く仕事に集中できなかった。来院前日、首の方は昨日より少し落ち着いたがその代わりに肩の痛みがひどく、時よりズキズキして疼いてしまう。腕を上げると痛みが出るのでほとんど動かせない状態とのこと。インターネット検索で家から近い当院を見つけ来院していただいた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年8月 ~ 2019年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
初診
まず痛みが出ているところを確認すると脇の後ろあたりと腕にかけてが特に痛いことがわかった。脇の後ろのところは押すと飛び上がるように痛い。肩は屈曲、外転ともに痛みで動かしたくないとのこと。痛みが出ているところと連動しているモモ裏の緊張を調べると、左の緊張が強いと確認できた。そのモモ裏の緊張部に鍼をすると脇の後ろの部分はまだ痛いが飛び上がるほどの痛みではなくなった。脇の上の方も痛みがあったので連動する手のツボに鍼をすると脇の後ろの痛みが少し和らぎ、腕のだるさは気にならなくなった。
肩の動きに関わる膝下のツボと首のツボを1本ずつ鍼をしてこの日の治療を終えた。
2診目(翌日)
肩の痛みは少し落ち着いたがまだまだ痛みが残る。首の方はだいぶ楽になった。
初診の治療に加えて肩甲骨のツボに鍼をしてこの日の治療を終えた。
3診目(3日後)
前回後、夜間痛がなくなり夜起きることなく寝ることができた。肩の痛みは大分落ち着き、腕の方が気になるとのこと。前回と同様の治療をして肩の動きを確認すると屈曲、外転と動かしても肩は大丈夫になった。腕はピンポイントで気になるが動けないような痛みではない。
4診目(1週間後)
腕の方も動かした際に少し気になるぐらいになった。前回と同様の治療をしてから腕の動きを確認すると気にならないレベルになったので今回の治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
痛みが出る前日にジムでトレーニングを行ったとのことだった。トレーニングで身体が過緊張してしまったと考えた。もともと問題は抱えていたと思われるがトレーニングによる過緊張が症状のトリガーを引いてしまった。モモ裏の緊張や手の緊張で連動する肩に負担がきた症例だった。