ゴルフの練習を頑張ったことにより起こったバネ指。
症状
10年ぐらい前から、右手の中指、薬指の動きが悪くスムーズに握ることができず、軽く痺れもある。
ご本人は、ゴルフを初めて間もないころの練習で、遠くへ跳ばそうと腕をおもいっきり振ってスイングしていたのが、原因ではないかと考えている。
-
来院者
男性
60 代
-
期間
2016年7月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
3回
施術と経過
力を入れてグリップを握った状態で無理なスイングを続けたため、過度に腕全体に負荷がかかったと考えられる。
そのため、指先だけでなく腕全体をみる必要がある。
触診していくと、腕の付け根である「胸椎周り」と右手の「尺骨の手首側」「親指付け根辺り」のツボに問題があることが分かりました。
そのツボに刺鍼すると中指、薬指の動きがほぼ改善しましたが、薬指の痺れが少し残りました。
初回は、ここで終了。
その後、2回の施術で痺れもとれて治療を終了しました。
使用したツボ
まとめ
遠くに飛ばそうと力んでグリップを握っていたことで腕全体に力が入り、さらに、その状態で思いっ切りスイングしたことで腕の付け根である胸椎近辺に必要以上の負荷がかかったと考えられます。
その過度な負荷により、胸椎近辺に原因が発生したと考えられます。
症状が出ているところだけでなく、その症状が発生した要因も考えないといけないという典型的な例でした。