寝違え
症状
3日前の朝、目覚めてから首を動かしてみると首が左に曲がらなかった。曲げようとすると左の肩甲骨に痛みが生じる。
翌日に症状が悪化し、首の前屈と側屈の動作もできなくなっていた。
過去に数回ほど寝違えの経験をしているが3日も続くことはなかった。今回は長引いている。
当院のホームページに掲載されている首痛を見て「ここなら治してくれそうだ」と予約した。
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来院者
男性
40 代
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期間
2017年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
左回旋、前屈、両側屈に著しい可動域制限がみられた。
肩甲骨の動きに問題があると判断し、手のツボに鍼をした。直後に左回旋の動作がスムーズになった。
次に、頚椎の動きと胸椎に連動の関係があるので、背部と関連する下腿のツボに鍼をして、前屈と両側屈の動きが軽快になった。改めて首を動かしてもらうと「さっきまでの痛みがない」と、全方向違和感なく可動域が改善されたので終了した。
使用したツボ
まとめ
寝違えが発症する前日までの数日間、左肩に違和感があった。
肩の痛みをかばう動作が今回の寝違えを起こす引き金になったと考察される。
肩甲骨に負担が加わり頚椎との連動性が失われ、首の緊張を生み出してしまい寝違えに至った。
痛みだけにフォーカスすることなく、症状に至るまでの要因も認識したうえで全体から動きの問題を解決しなければならない。
動きが改善されれば痛みは解消される。