NEW高枝切り作業後の左頚部痛と左肩こり
症状
60代の男性が、約1ヶ月前の年末年始に高枝切り鋏を使用した作業後から生じた頚部痛と肩こりを主訴に来院した。頚を左に側屈したり顔を左に向けると左側頚部に痛みが出現し、左肩には常時凝り感が認められた。頚部痛は動作時のみに出現するが、肩こりは持続的であった。これらの症状により、車の運転時に頚を動かすことが困難となり、日常生活に支障をきたしていた。医療機関での診察は受けておらず、頚部痛と肩こり以外の体調不良は認められなかった。初診時の動作確認では、頚の左側屈と左回旋で左側頚部に疼痛が再現され、触診では左側頚部に強い張りと左肩に硬結が確認された。
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年1月 ~ 2026年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診で左側頚部の強い張りと左肩の硬結を確認した後、施術を開始した。頚部痛に対しては背中のツボに鍼をし、肩こりに対しては臀部のツボに鍼をした。施術後に再度頚の動作を確認したところ、左側屈時と左回旋時の痛みが完全に消失し、肩こりも著明に軽減した。初回の施術で症状が改善したため、その後の通院は不要となった。症状の再発についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
高枝切り鋏を使用した作業を契機に発症した頚部痛と肩こりに対し、背部と臀部への鍼施術により、初回で症状の完全消失が得られた。頚部痛と肩こりという異なる症状に対して、それぞれに対応したツボを選択したことが奏功したと考えられる。高枝切り鋏の使用という上肢を挙上した状態での作業が、頚部と肩部の筋緊張を引き起こしたと推測される。症状発現から約1ヶ月経過していたが、適切なツボ選択により速やかな改善が得られた。車の運転という日常生活動作に支障をきたしていた症状が改善したことで、生活の質の向上に寄与できた症例である。
担当スタッフ
院長 丹羽裕樹









