NEW左肩のズキズキ痛と重だるさで寝返りが打てない
症状
40代女性が左肩の痛みを主訴に来院した。一週間前にペンキ塗りの作業を行ってから痛みが出現した。症状は左肩全体に及び、静止時には重だるさを感じ、動作時にはズキズキとした痛みが生じる。肩の挙上は90度未満に制限されており、日常生活の多くの動作に支障をきたしている。特に就寝時には痛みのため寝返りを打つことができず、睡眠にも影響が出ていた。初診時の触診では、肩関節全体に強い緊張が認められ、特に前胸部の緊張が顕著であった。挙上動作は70度程度まで可能であったが、動かすことで痛みを伴った。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、肩痛に関連する他の症状は認められなかった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初回の施術では、関連する背中のツボに鍼をした。施術直後から症状が大幅に軽減したため、初回の施術を終了した。2回目の施術時には、肩の挙上動作がほぼ正常範囲まで回復していることが確認された。2回目は顎の緊張を取り除くことを目的とした施術を行った結果、肩関節の動きがさらに改善し、これまでの可動域制限が解消された。施術を重ねるごとに症状は順調に改善し、2回の施術で大幅な改善が得られた。特に就寝時の痛みが消失し、寝返りを打てるようになったことで、症例者から喜びの声が聞かれた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
ペンキ塗り作業後に発症した左肩痛に対して、背中のツボへの鍼施術を中心としたアプローチを行った。初回施術で症状が大幅に軽減し、2回目の施術では顎の緊張を取り除くことで肩関節の可動域がほぼ正常範囲まで回復した。わずか2回の施術で、90度未満に制限されていた挙上動作が改善し、就寝時の痛みも消失した。肩関節の症状に対して、局所だけでなく関連する部位の緊張を取り除くことが効果的であることが示された。特に前胸部や顎の緊張が肩関節の可動域制限に影響を与えていたと考えられ、これらの部位へのアプローチが症状改善に寄与したと思われる。短期間で日常生活動作が回復し、睡眠の質も改善されたことから、早期の施術介入が有効であったと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広













