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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

NEW起床時に強まる左首から肩甲骨の痛みと後屈制限

   

NEW起床時に強まる左首から肩甲骨の痛みと後屈制限

症状

鍼灸の症例「起床時に強まる左首から肩甲骨の痛みと後屈制限」(JR品川駅/東京都品川区)

30代女性。数ヶ月前から左首から肩甲骨にかけての痛みを訴えて来院した。起床時に痛みが最も強く現れ、日中も動作により痛みを感じることがあった。特に後屈動作で痛みが顕著であり、日常生活において首を後ろに倒す動作が困難な状態であった。触診では頸部の回旋や後屈での可動域制限が認められ、肩甲骨周囲の筋肉に著明な緊張が確認された。医療機関での診断は受けていなかったが、慢性的な筋緊張による痛みと考えられた。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2024年12月 ~ 2024年2月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    5回

施術と経過

初回施術では、足や臀部のツボに鍼をし、肩甲骨周囲の筋肉の緊張緩和を促し、頸部の動作改善を図った。施術後、後屈時の痛みは残存したものの、回旋などその他の動きは改善が見られた。2回目以降も同様の方針で施術を継続した。症例者からは、起床時の痛みが残るものの、症状が落ち着く時間が早くなっているとの報告を受けた。4回目の施術後には痛みの性質が変化し、鋭い痛みから鈍いこりへと変わった。5回目の施術後には左側の症状が消失し、むしろ反対側の右側が気になる程度まで改善した。計5回の施術で症状の大幅な改善が得られた。

使用したツボ

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まとめ

起床時に最も強く現れ、日中の動作時にも痛みを感じる左首から肩甲骨にかけての痛みに対して、足や臀部のツボへの施術により肩甲骨周囲の筋緊張を緩和するアプローチを行った。初回施術後から段階的な改善が見られ、4回目で痛みの性質が変化し、5回目で症状が消失した。遠隔部位への施術が局所の筋緊張緩和に有効であり、起床時に増強する症状に対しても継続的な施術により良好な結果が得られることが示された。今回の症例では、症状の経過を丁寧に観察しながら同一方針での施術を継続したことが、効果的な改善につながったと考えられる。

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