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症例の鍼灸院:はり・きゅうFine

NEW突然の難聴と耳詰まり感、3ヶ月で聴力が大幅改善

   

NEW突然の難聴と耳詰まり感、3ヶ月で聴力が大幅改善

症状

鍼灸の症例「突然の難聴と耳詰まり感、3ヶ月で聴力が大幅改善」(京成本線・公津の杜)

7月下旬、仕事中に突然左耳の聞こえが悪くなり、耳が詰まったような感覚と音が響く症状が出現した。耳閉感は継続的に存在し、会話時に聞き取りづらさがあり、聞き返すことが多くなった。総合病院の耳鼻科を受診し、突発性難聴の疑いと診断された。初診時の平均聴力レベルは70dBであり、左頸部および背部の筋緊張、左顎関節のクリック音が認められた。めまいや頭痛などの随伴症状は認められなかった。

  • 来院者

    男性

    50 代

  • 期間

    2025年8月 ~ 2025年10月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

手足のツボと耳周囲に鍼施術を実施した。初回施術後、頸部の筋緊張が緩和され、顎関節のクリック音も減少した。継続施術では、頸部・背部の筋緊張の緩和を主目的として同様の施術を継続した。施術を重ねるごとに聴力の改善が見られ、発症から約3ヶ月後の10月には平均聴力レベルが23.8dBまで回復した。現在も施術は継続中で、11回の施術を終えている。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められていない。

使用したツボ

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ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

突発性難聴の疑いに対して、頸部周辺の筋緊張の緩和を目的とした鍼施術を実施した結果、聴力の著明な改善が認められた。初診時70dBであった平均聴力レベルが23.8dBまで改善したことは、施術の有効性を示唆している。頸部の筋緊張と聴覚機能には密接な関連があることが示唆され、突発性難聴に対する鍼施術の有用性が確認された症例である。継続的な施術により、さらなる改善が期待できる。

担当スタッフ

阿部俊介

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