NEW左腕〜指のしびれ
医師による診断:頚椎椎間板ヘルニア
症状

3日ほど前から左上腕から左指(特に第4〜5指)にかけてシビレや肩首の痛みを感じるようになった。
症状が出る前にはデスクワークが続いたり、庭仕事で重いものを持ったり、強めのマッサージを受けたりしたが自覚的な誘因は不明。整形外科では「首の下の方にヘルニアがある」との診断を受けている。
シビレや痛みで夜に眠りにくくなっており、来院された。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
状態を確認すると、頚を後斜屈する、左前胸部や左脊柱起立筋(背中〜腰付近)を押圧すると左上肢のシビレ、疼痛が誘発される。これらの反応を目安に、症状の解消を目指して施術を開始した。
主に手足、臀部、背部、膝周辺のツボを使用。
1〜4回目
施術後は症状、反応とも軽減する。普段の生活で首肩の痛みはほぼ消失するが、シビレは変化なし。
5回目〜
夜は眠りやすくなっている。シビレの程度に変化はないが、左肘周辺のシビレが最も気になる。
8回目〜
肩首の痛みはほとんど感じていない。シビレはあるが、気にならない日が出てきた。「だんだん良くなっている実感はある」
〜11回目
首の動き及び前胸部や起立筋の押圧による症状誘発はなくなっている。
左手背部に残っていたシビレ感もなくなり、1週間症状の再発がなかったため一旦施術終了とする。
以後は定期的なメンテナンスで通院されているが、同症状は出現していない。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
もともとの頚椎の状態に加えて、疲労が蓄積する様々な要因が重なって症状が起こったと推察しました。
症状を誘発する動きや筋肉の硬さに着目し、関連するツボに施術を行うことが良い結果に繋がったと思われます。