NEW左腕から前腕にかけての痛みとしびれが軽減した症例
症状

数日前から左腕に強い痛みとしびれが出始め、夜間は寝返りを打つたびに目が覚める状態だった。
左肩を下にすると痛みが増し、日中も荷物を持った際や肘を曲げた際に痛みが出るなど、日常生活に支障が出ていた。
特に起床時は痛みが強く、物も持てないほどだった。
左肩から前腕にかけての神経痛が疑われ、母指〜中指にかけてしびれも認められた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初回は首〜背中、肩甲骨のこりを確認し、肩甲骨内縁の緊張を中心にアプローチ。
施術後は、寝返り時の痛みが軽減し、日中の動作も少し楽になった。
2回目以降は前腕や上腕部のこりを丁寧に取り除く施術にシフトし、肘の動作時の痛みにも対応。
回数を重ねるごとに痛みは軽減し、6回目の時点では「昼間の痛みは出ない」とのこと。起床時の症状も緩和され、睡眠もとれるようになってきた。
肩〜背中のこりを主軸に整えることで、関連する神経症状も徐々に改善が見られた。
8回目の施術時には、痛みはほぼ消失し、しびれも母指〜中指にかけて残る程度まで回復。
使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
発症当初は睡眠や日常動作が制限されるほどの強い痛みとしびれがあったが、肩甲骨や首〜前腕にかけた広範囲の緊張を丁寧に取り除いていくことで、症状は徐々に軽減した。
特に肩周囲のこりが和らぐにつれて腕の症状にも変化が現れ、全体としてバランスが整っていった印象がある。
日常生活に支障が出るような神経痛のケースでも、原因を多角的にとらえた施術によって改善を図ることができた症例である。
担当スタッフ
山岡 凌