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症例を投稿した鍼灸院:リーフ鍼灸院

NEW急に立ち上がれなくなった臀部痛

NEW急に立ち上がれなくなった臀部痛

症状

鍼灸の症例「急に立ち上がれなくなった臀部痛」(籠原駅/熊谷市)

普段別の症状にて通院されている方が左臀部の痛みを主訴として来院した。来院3日前に2時間程度の電車移動後、立ち上がろうとした際に発症している。しばらくの間「一人では動けない」ほどの痛みであったとの事。当初は腰の痛みとして訴えがあったが、徒手検査と動作確認により左臀部に痛みがあることが判明した。主に起床時と立ち上がり動作時に痛みが出現との訴えであるが、しゃがみ込み動作で同様の痛み症状が再現された。痛みを庇った歩行により、左膝にも痛みが出現していた。医療機関での受診歴はなく、その他の体調面での違和感は認められなかった。

  • 来院者

    女性

    70 代

  • 期間

    2025年7月 ~ 2025年7月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

初検時、しゃがみ込み動作で左臀部の痛みが再現された。施術では、まず腰部に鍼を行い、しゃがみ込み動作で痛む部位の変化に応じて左背部に鍼を行い、刺鍼後のしゃがみ動作を確認したところ、さらに痛みを訴える部位が変化した為、左肩甲骨上角付近へと順次鍼を施した。初回施術後、しゃがみ込み動作時の痛みは消失し、突っ張るような違和感のみとなった。1週間後の別件での来院時には、通常の疲労感はあるものの、当時の痛みは消失した状態が継続していること、左膝の痛みも出ていないことを確認した。

使用したツボ

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ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

長時間の電車移動後に発症した左臀部の痛みに対し、動作時の痛みの変化に応じて段階的に施術部位を選択した。腰部から始まり、左背部、左肩甲骨上角付近への鍼により、即時的な症状の改善が得られた。1週間後の経過確認でも症状の再燃がないことが確認され、1回の施術で良好な結果が得られた症例である。動作時の痛みの変化を観察しながら施術部位を決定することの重要性が示唆された。

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