NEWサッカーで起きた大腿後面の突っ張る痛み
症状

サッカーの試合中に発症した左大腿部後面の痛みを主訴に来院した。前屈動作時にハムストリングスが突っ張るような痛みを訴え、特にストレッチ時に症状が顕著であった。歩行時にも違和感があり、走ることができない状態であった。発症から2日が経過していたが、医療機関での受診歴はなかった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、前屈動作時にハムストリングスの痛みと腰部の可動域制限が確認された。臀部と仙骨のツボに鍼をしたところ、症状は半減した。その後、座骨周辺に残存した緊張に対して、膝裏と仙骨のツボに鍼をすると、動作時の痛みは消失した。施術後は歩行時の痛みも消失し、症例者の満足度は高かった。
使用したツボ
まとめ
本症例では、ハムストリングスの痛みに対して、腰部から下肢にかけての連動性に着目した施術を行った。特に仙骨周辺と膝裏のツボへの鍼が著効を示した。スポーツ活動中の筋緊張に起因する痛みに対して、局所だけでなく関連する部位を含めた包括的なアプローチが有効であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広