バレーボールのアタックで痛む肩と肘
症状
5ヶ月前から、バレーボールのアタックを打つ時に肘が痛くなり、その後、肩も痛むようになった。
アタックの他、サーブはフローターは痛くてできないのでアンダーで行い、ネット際のプレーで中指にボールが当たると肩までビーンと響く。
バレーが終わった日の夜はズーンととても痛い。
日常生活では、頭上の棚の奥に置いてあるものを取ろうとして腕を上に伸ばした時、手のひらを下に向けて物を持つ時に肘が気になる。
仕事が終わってから毎日整骨院に行っていたが、あまり変化を感じられず、はりがいいのではないかと思い来院。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
16回~20回
施術と経過
週2回のバレーボールを休むことはできないとのこと。
休ませられないと身体に負担がかかりつづけるため、施術回数が多くなってしまうことをご了承いただいた上で、施術を開始した。
アタックを打つどの体勢で痛みが発生するのかを確認すると、
腕を上げて、肩を後方に引き、肘を曲げた時だった。
肩の動きに関連する部位は多岐に渡るが、
主に大腿後面と前腕に特徴的な緊張が見られた。
また、アタックの動作は、身体にねじりも大きく加わることから、脊柱との関係も探っていった。
肘は、脊柱起立筋と大胸筋の緊張が原因と思われた。
3回目
肘の痛みは10→3まで改善。
6回目
フローターサーブが打てるようになった。
ネットプレイで中指にボールが当たってビーンと響くのはなかった。
8回目
アタックができるようになり、パフォーマンスできるようになってきたが、腕を後ろに引くときの痛みはまだある。
肘は日常生活では気にならなくなってきた。
12回目
痛みはあるものの、変わった。
20回目
サーブしてもアタックしてもぜんぜん平気になった。
痛みが出る前のパフォーマンスができるようになった。
使用したツボ
まとめ
肩関節の動きは、肩甲骨、上腕、前腕、鎖骨、脊柱、脊柱起立筋、股関節、大腿、ふくらはぎと多岐に及ぶ、も関係している。
このケースでは、大腿後面、頚椎、胸椎が主に関係していた。
使ったツボは上記の5つ以外にもある。
体の変化に合わせて、ツボも臨機応変に変えていくことが大切である。
担当スタッフ
那須あゆ美