首と左肩甲骨周辺が痛い
症状
12月中旬に首と左肩甲骨周りに激痛を覚え、吐き気を伴うほどの痛みに襲われる。
安静時に痛みがある。動作時に痛みの憎悪はない。
近隣の整骨院3件行ったが痛みが改善する気配がなく、病院で薬をもらったが対症療法ということで、
知り合いから聞いて一駅離れた当院に来院。
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来院者
女性
60 代
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期間
2019年12月 ~ 2020年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
1回目は膝周辺に鍼をする。吐き気が収まり、治りそうな可能性を感じてもらう。首の痛みは消失。
2回目にはコリの痛みが我慢できる程度の痛みに収まる。膝周辺、足首周辺や肘周辺に鍼をする。
3回目には筋緊張の緩和が見られ、頭の状態があまり良くないことに気づく。よくよく聞いて見るとうつ病でもあるとのこと。
4回目には左母趾の骨折を半年前にしてリハビリをせずに終了したとのこと。左下肢の動きの悪さも肩甲骨に及ぼすと説明する。
6回目には足とお尻に鍼をし肩甲骨周辺の凝りを解消した。
使用したツボ
まとめ
痛みが定型的ではないと、他の病気が隠れていることがある。
今回症状が回復しにくい理由はうつ病と骨折後のリハビリ不全と考える。
気血水の流れも滞っていると考え、瘀血処置や流れが良くなるような針治療もしてみた。
様々なアプローチをすることで症状の解決の糸口が見えて来る。
また個人的には治療家の人格も患者さんが治癒力の影響や「信じて通ってみよう」と思って頂くことが、
治すということではないかと考える。