急に肩に痛みが走り、腕が上がらなくなった
症状
8月に右肩に急に痛みを覚え、夜痛む。可動域、結帯、結髪動作に異常はない。
4日ほど様子を見ていたが痛みが変化せず来院。
以後治療を続け徐々に回復していった。
9月に旅行先で転倒し右手をつき、右肋骨が痛む。
肋骨の痛みが治まった。その後別の旅行で抱っこしすぎて右肩を再負傷した。
寒さで痛みが増したり小康状態を続けていたが、
1月の仕事始めの前日の夜に右肩に強い痛みが走り腕が上がらなくなってしまった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年8月 ~ 2020年1月
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頻度
月3回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
腕のだるさを訴えていたのと、以前肩の痛みに著効であった手の針。
腱板損傷の可能性も考え、また上半身の緊張も見られたため鎖骨周辺に鍼をした。
痛みはほぼ消失するも、腕をあげることが出来ず終了とした。
症状が強いため二日後に来院していただいた。
「痛みと動きがかなり良くなった。」とのこと。
かなり症状が強かったが一度の治療で劇的に良くなった。
使用したツボ
まとめ
受傷機序からすると、腱板断裂の可能性は低いと考えられた。
症状から考察すると腱板断裂の可能性も示唆された。
しかし一度の治療での回復度を見ると断裂の可能性はほぼないと考えられる。
慢性的な右肩の痛み、子育て、デスクワーク、転倒などで腱板に負荷がかかり続けられたことが考えられた。
必要であればトレーニング指導もしていきたい。