野球肩:ボールを投げるときに肩が痛い
症状
野球をやられている方。
ポジションは投手。
2019年1月上旬の練習でボールを投げ込んでいたところ右肩の後ろが痛み始めた。
その後お近くの接骨院に行き毎日に近いくらい電気とマッサージを受けた。
しかし、状態は変わらず。
そこの先生曰く「野球肩、リトルリーグショルダー」の可能性が考えられること。
約1ヶ月もの間、頻回の電気とマッサージを受けて肩が緩みすぎているせいかリリースポイントも変わってしまい、本来の投球も見失い始めた。
他の選択を考えていたところチームメイトのご紹介で来院された。
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来院者
男性
10 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
1回
施術と経過
実際に投球動作をしていただいた。
レイトコッキング期と呼ばれる肩の関節を外旋という動きをさせて際に肩の後方に痛みが生じた。
再度座った状態で肩の動きを確認した際にも肩関節の外旋という動きで同様の症状が認められた。
背中に鍼を一本打ち、同じ検査をしたところ痛みは消失。
投球動作をしても肩後方の痛みはなくなった。
使用したツボ
まとめ
野球をやられている人の肩の問題は非常に多い。
今回の方も他院でマッサージを受けられているがなかなか改善が見られなかったのであるが仮説を立てるのであればポイントはそこではなかったのかもしれない。
まず肩など四肢の動きはその肩回りの筋肉が問題なのではなく、広い視野でみればその連動先である脊柱にも関係がある。
このパターンでは脊柱に鍼をすることで関連が見られた。
痛みが結果的に取れたのであるが痛みは取ってはいけないという理論もスポーツ界にはある。
しかし、わたくしが行ったのは痛みを除去したのではなく、あくまで動きを整えた結果痛みが取れたという現象がみられただけであるということを最後に加筆させていただくこととする。