のどに痰が絡む感じが取りきれない
症状
1年半前から喉の違和感を感じている。医療機関で胃カメラ・鼻カメラの検査を受けたが異常はなく、複数の病院を受診した。ある病院では「橋本病(甲状腺機能低下症)」と診断され、ある病院では「気の持ちよう」だと言われてしまい、原因が分からない喉の違和感に悩んでいた。
1年前に症状がきつくなり、就寝時以外は常に喉の違和感があり、声が出しづらくなった。漢方薬「半夏厚朴湯」を半年間試すが効果が感じられなかった。
自宅でセルフ灸を始めてから、以前より改善した感じはするが、喉の奥に痰が絡む感じが取りきれない。そんな時、ネットサーフィンで当院を見つけて来院に至る。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年7月 ~ 2018年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
症状を感じる頚周辺を探ると、筋肉が硬くなっているポイントが見つかった。その部分と関係の深い手のツボを探ると、ツボの反応が強く出ていた。鍼を10分程置いた後に、もう一度頚のポイントを確認すると筋肉が緩んでいることが確認でき、来院時に感じていた「喉の違和感」がその場で消失した。
使用したツボ
まとめ
医療職で介助することが多く、普段から手や肘に疲労を感じていた。手からの疲労の蓄積が、頚の筋肉の硬さを作り出していると考えた。
セルフ灸で手のツボにもお灸をしていたが、症状が取りきれずにいた。こういう時は、ピンポイント(ミリ単位 )でツボを狙える鍼が優れている。今回のケースは鍼の方が効果的に作用した。