NEW失神するほどの腹痛と下痢、常時のガス
医師による診断:うつ病
症状
40代女性。見ず知らずの土地に引っ越しをした後、3年ほど前から激しい腹痛と不眠、異常なガスの発生に悩まされるようになった。腹痛は下痢を伴う際に特に激しく、失神するほどの痛みを経験することもあった。ガスは常時発生し、日常生活において仕事に集中できない状態が続いていた。また、夜中に目が覚めると空腹感から食事をしてしまい、生理痛も併発していた。医療機関ではうつ病の疑いと診断され服薬治療を受けていたが、症状の改善は見られなかった。初診時の触診では、腹部中央のへそと剣状突起の間に硬結が認められ、足の冷えも確認された。
-
来院者
女性
40 代
-
期間
2025年8月 ~ 2026年1月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
21回以上
施術と経過
初回施術では、精神を安定させるために頭部、臀部、下腿のツボに鍼をし、腸の活動を正常化するために背部、腰部、下腿のツボに施術を行った。さらに、腹部の硬結を緩和するために前腕のツボにも鍼をした。初回施術後、その夜はよく眠れたとの報告があった。2回目以降も同様の方針で施術を継続した結果、少しずつ睡眠の質が改善し、腹痛も徐々に弱まり、やがて消失した。下痢の頻度も減少していった。施術期間中、時折下痢が見られたものの、以前ほど激しくはなく、同じ施術を続けることで症状は改善していった。完治までに12回の施術を要し、特に転職後は体調の良い状態が安定してきた。
使用したツボ
まとめ
引っ越しを契機に発症した激しい腹痛、不眠、異常なガスの発生に対し、精神安定と腸機能の正常化を目的とした鍼施術を行いました。頭部、臀部、下腿、背部、腰部、前腕のツボへの施術により、睡眠の質が改善し、腹痛と下痢が徐々に軽減していきました。12回の施術を経て症状は大幅に改善し、特に転職後は体調が安定していきました。本症例では、身体的症状と精神的ストレスの両面にアプローチすることで、うつ病の疑いと診断されていた症状が改善されました。環境の変化に伴う自律神経の乱れが消化器症状として現れていた可能性が示唆され、継続的な施術が有効であったと考えられます。
担当スタッフ
院長 丹羽裕樹




















