NEW中指が動かず腫れと変形を伴うばね指で握り込めない
症状
1年前から右手中指にばね指の疑いが出現した。中指が動かず、変形も進行し、指全体が腫れている感覚があった。グーを作ることができない状態であった。症状は動作時に痛みを伴い、趣味の編み物に支障をきたしていた。家事においても、掃除機をかける際の痛みや、皿洗いの際に食器を落としてしまうことが多くなるなど、日常生活に大きな影響を及ぼしていた。初期段階で整形外科を受診し、ばね指と腱鞘炎の疑いと診断されたが、積極的な治療は行われなかった。また、症状に関連して肩こりも認められた。初診時の触診では、中指のPIP関節とDIP関節に動きの制限が確認された。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初回施術では、関連する臀部のツボに鍼を行った。施術直後から指の動きやすさに変化が見られた。その後、週1回のペースで計8回の施術を継続した。2回目以降は、肩こりの施術と合わせて行うことで、さらに状態の改善が認められた。施術を重ねるごとに、中指の動きが少しずつ良くなっていった。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなく、順調に回復が進んだ。最終的には、当初できなかったグーを作る動作が可能となり、8回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
1年前から続いていた右手中指のばね指の疑いに対し、臀部のツボへの鍼施術を中心とした治療を行った。初回施術から指の動きに改善が見られ、肩こりの施術を併用することでさらなる効果が得られた。週1回、計8回の施術により、当初不可能であったグーを作る動作が可能となり、日常生活や趣味の編み物への支障も解消された。本症例は、ばね指の疑いに対する鍼治療の有効性を示すとともに、関連する肩こりへの同時アプローチが症状改善に寄与する可能性を示唆している。施術期間中に症状の再燃がなく、順調な回復経過をたどった点も特筆される。
担当スタッフ
洲崎 和広
















