NEW首が全く動かせない痛みと可動域制限
医師による診断:頚椎狭窄症
症状
        60代男性が、常に首を動かそうとしても動かず、常に痛みがある状態で来院した。医療機関で頸椎狭窄症の疑いと診断されていた。首の痛みは持続的で、動かそうとしても可動域が著しく制限されており、日常生活において首を動かすことができない状態であった。また、症状に関連して呼吸の浅さも自覚していた。初診時の触診では、回旋動作が全くできず、左頸部に強い緊張が認められた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2024年12月 ~ 2025年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
 
施術と経過
初回の施術では、呼吸と関連させながら、首肩周りの緊張を緩めるために手や足のツボに鍼をした。施術直後は首の動きが戻ったものの、数日経つと痛みが戻ったとのことであった。2回目以降の施術では、初回施術で直後の効果が良好であったことから基本方針は変えず、さらに呼吸機能にもアプローチを行った。施術を重ねるごとに、調子が良い日がどんどん長くなるようになり、5回の施術で大幅な改善が得られた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
頸椎狭窄症の疑いによる首の痛みと可動域制限に対して、呼吸機能と関連させた手足のツボへの施術が効果的であった。初回施術で一時的な改善が見られたことから、同様のアプローチを継続しつつ呼吸機能へのアプローチを強化したことで、症状の改善期間が徐々に延長した。5回の施術を通じて、首の可動域が回復し、痛みも大幅に軽減された。呼吸の浅さという随伴症状にも着目したことが、持続的な改善につながったと考えられる。
                                    
                                    
                                    
                                    









