NEW心不全発作後の首肩の痛みと動きづらさ
症状
高血圧による心不全の発作から3か月前に循環器内科を受診し、その頃から左首から肩にかけての痛みが持続している。左首後方の筋緊張による痛みが特徴的で、首を左側に傾けると症状が増悪する。常時痛みを感じているものの、日常生活や仕事への支障は少ない。主治医に相談したが、心臓との関連性は否定されている。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、首の左側屈で屈曲側の痛みと可動域制限、伸展時のツッパリ感、左回旋での可動域制限が確認された。肩甲骨内縁・外縁のツボ、下腿と手のツボに鍼を行った。施術直後、痛みのVASは10から3に改善したが、ツッパリ感は残存している。
まとめ
心不全発作後に出現した頸部から肩部の疼痛に対し、肩甲骨周囲と四肢末端部への鍼施術を実施した。初回施術で痛みの大幅な軽減が得られたことから、筋緊張の緩和と局所の血液循環改善に対する鍼の効果が示唆された。今後は、胸部の緊張緩和と脊柱の調整を加えた治療方針により、さらなる改善が期待される
担当スタッフ
中山かおり






