キャップがひねれない、字を書くと手首が痛い
症状
5ヶ月前から右の手首(親指の付け根)に痛みがある。徐々に腕全体にも痛みが広がり、夜も痛みで目が覚めるようになってきた。
整形外科では鎮痛薬、注射などの治療を受けるも変化がなく、手術を勧められたため他の方法はないかとインターネットで当院を見つけて来院した。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年2月 ~ 2018年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
首や肩の動きを確認すると、右肩関節、肩甲骨の動きが左に比べると悪い。慢性的に首すじや肩周囲のこり感はある。
手首の痛みの原因は首、背中にあると見立てた。
おしりのツボで右の肩、背中の硬さを緩めた。また、親指の動きと関係の深い背骨のツボに鍼を行い初回は終了した。
2回目(7日後) 痛みの程度は少し改善した。(10→7)夜間に痛みで目が覚めることはなかった。
3回目(10日後)痛みはさらに改善している(10→3) 日常の動作で痛みが気にならない時間が増えてきた。
右肩関節の動きを良くする施術も並行して行っていることで末端の負担も軽減してきたと考えられる。
5回の施術を終えて、痛みはほとんど感じないため終了とした。
使用したツボ
まとめ
手首の動きは胸椎との関連が深い。胸椎の動きを回復するためのツボへ鍼をすることで手首の動きが良くなり負担を減らせた。
肩周囲の張りが強い場合は、肩こりの施術も同時に行うことでより早期に回復する。