NEW立ち上がりと歩行時に内くるぶしが痛む
症状

半年前から左内くるぶし周辺に痛みを自覚するようになった。痛みは立ち上がり動作時と歩行時に出現し、特に夜間のトイレへの移動時に強く感じていた。安静時には痛みはないものの、室内での移動でも痛みがあり、日常生活全般に支障をきたしていた。大学病院を受診し、軟骨の減少と土踏まずの消失を指摘され、手術以外の治療選択肢はないと診断された。手術を避けたいと考え、当院に来院した。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年10月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、痛みによる破行と立ち上がり時の痛みが確認された。下腿部の軽度むくみ、大腿部から下腿部内側にかけての圧痛も認められた。下腿部と腰部のツボに鍼を施術したところ、左下肢のむくみと圧痛が軽減し、歩行がスムーズになった。継続して同様の施術を行い、まず立ち上がり時の痛みが改善。その後、歩行時痛も徐々に軽減し、室内での移動に支障がなくなった。5回の施術で、夜間のトイレ移動も苦痛なく行えるようになった。以降はメンテナンスと、他愁訴の改善のため通院されている。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
鍼施術によりトイレ移動時の痛みを含めて日常生活動作の改善が得られ、QOLの向上に寄与した症例です。内くるぶし周辺の痛みに対して、下腿部と腰部への鍼施術が効果的でした。医療機関では手術を回避する希望が見えて、ほっとしておられました。