NEW自律神経による救急車で運ばれる程のめまい
症状

仕事の負担により1ヶ月前から突然、体位変換時に回転性のめまいが出現した。症状は持続的で、救急搬送されるほどの重症度であった。耳鼻科での精密検査では異常は認められず、自律神経失調症の疑いと診断された。めまいに加えて頭痛や首・肩のこりを伴っており、全身的な不調を呈していた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年7月 ~ 2025年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
初診時、肩周りの可動域制限と著明な筋緊張が確認された。足のツボと背中のツボを中心に施術を行ったところ、初回から体の軽さを感じ、めまい症状にも改善が見られた。同様の施術方針で継続したところ、3回目の施術後に風邪による一時的な症状の悪化があったものの、4回の施術で大幅な改善に至った。また、体の冷えも認められたため、日常生活における過ごし方についても指導を行った。
使用したツボ
まとめ
自律神経失調症が疑われるめまいに対して、足と背中のツボを主とした施術アプローチが有効であった。症状の改善には全4回の施術を要したが、初回から効果が確認できた。本症例では、めまいの背景に全身的な筋緊張と自律神経の乱れが関与していたと考えられ、これらに対する包括的なアプローチと生活指導が症状改善に寄与したと推察される。