NEW朝方の目の開きづらさとまぶたの違和感
症状

目を開けづらい症状を主訴に来院。特に朝方に症状が強く、おでこに力を入れて目を開けている状態が続いていた。ハードコンタクトレンズの使用者で器具を用い脱着を行っている。また、まぶたの違和感やピクピクする感覚も時折自覚していた。医療機関では手術適応ではないと診断されている。また、メニエール病の疑いがあり、季節の変わり目には回転性めまいやふわふわ感を伴うことがあった。
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来院者
女性
60 代
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期間
2024年9月 ~ 2024年10月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
初診時、ふくらはぎの緊張と首肩周辺、特に翳風付近に緊張が認められた。施術はふくらはぎと骨盤周辺のツボを中心に行った。初回施術後から目の開きやすさに改善が感じられ、以降も同様の施術を継続。6回の施術を重ねることで、日常生活に支障のない程度まで症状は改善した。ただし、施術間隔が空くと、まぶたのピクピクや違和感が再発することがあったが同様の方針で治療間隔を伸ばすことができた。
使用したツボ
まとめ
本症例では、目の開きづらさに対して、ふくらはぎと骨盤周辺のツボを用いた施術が有効であった。メニエール病の疑いを伴う症例であったため、首肩や翳風の緊張にも着目した施術も行った。主訴である目の症状に改善が見られた。施術間隔と症状の関連性が認められたことから、症状の程度に応じて適切な施術間隔を設定することの重要性が示唆された。定期的なメンテナンス的施術の必要性も考えられる症例である。
担当スタッフ
渡辺 賢司