NEW指の動きが悪くなり日常生活に支障をきたす中指痛
症状

左手中指の曲げ伸ばしの制限と痛みを主訴に来院。1ヶ月前から指の動きが悪くなり始め、徐々に痛みが出現してきた。日常生活では荷物を持つ際や皿洗いの際に痛みを感じ、症状は徐々に増悪傾向にあった。初診時の所見では、中指の屈曲・伸展時に可動域制限と運動時痛を認め、前腕部にも筋の緊張がみられた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初回施術では、背骨のツボと肩甲骨のツボを用いて施術を行った。その結果、指の可動域に若干の改善がみられたものの、痛みは残存していた。2回目以降も同様の施術を継続し、徐々に症状は改善。施術を重ねるごとに可動域は拡大し、日常生活での痛みの頻度も減少していった。計7回の施術で大幅な改善が得られ、日常的な痛みはほぼ消失した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
指の可動域制限と痛みに対して、背骨と肩甲骨周辺のツボを用いた施術が有効であった。症状は段階的に改善し、7回の施術で日常生活に支障のない状態まで回復した。本症例では、局所的な症状に対して、関連する部位への包括的なアプローチが効果的であったと考えられる。また、症状の再燃がなかったことから、施術方針は適切であったと評価できる。