NEW「突発性神経痛」と診断された食後に悪化する歯の激痛
症状

突発性神経痛の疑いによる右下の歯の激痛が2,3週間前から突然発症した。痛みは断続的で、特に食後1〜2時間後に出現しやすく、発作時は耐えられないほどの激痛を伴う。脳神経外科を受診し、テグレトール、トラマール、ロキソニンなどの投薬を受けるも、完治には至らなかった。痛みにより日常生活全般に支障をきたしていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初診時、顎周辺および肩部の筋緊張が顕著で、特に右側で強く認められた。肩甲骨内側の肋骨上部のツボを中心に施術を行った。初回施術後、一過性の発熱がみられたものの翌日には解熱し、痛み止めの服用回数が減少。その後も同様の施術を継続し、3回の施術で段階的な改善がみられ、最終的に痛みはほとんど気にならない程度まで寛解した。
使用したツボ
まとめ
突発性神経痛の疑いによる激しい歯痛に対し、顎周辺部の緊張緩和と肩甲骨周辺への施術を行った結果、比較的短期間で症状の改善が得られた。鍼施術を開始後、速やかに痛み止めが不要となり、最終的には日常生活に支障のない程度まで回復した。本症例では、神経痛に伴う筋緊張の緩和が症状改善に有効であることが示唆された。