NEW大工仕事に支障をきたす肩の痛みと可動域制限
症状

右肩全体の痛みが主訴である。症状は常に痛みがあり、薬を飲まなければ耐えられない状態であった。痛みは大工の仕事に支障をきたし、日常生活にも大きな影響を与えていた。肩の痛みに加え、腕の張りや違和感も訴えていた。病院では痛み止めを処方されていたが、根本的な改善には至らず、その場しのぎの対応となっていた。さらに、他院での施術後に症状が悪化したため、信頼を寄せて来院した。
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来院者
男性
60 歳
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期間
2025年6月 ~ 2025年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では、肩の外転と屈曲が80度程度までしか動かせない状態であった。肩甲骨周りや背中のツボに鍼を行い、初回施術後には肩の可動域が30度ほど改善し、痛みも半減した。症状が長期間放置されていたため、継続的な施術が必要と判断し、同じ方針で施術を重ねた。施術を重ねるごとに症状は改善し、最終的に4回の施術で大幅な改善が見られた。仕事による負担が続いていたが、指導を守りながら施術を受けたことで、症状の再燃を防ぎつつ改善を促すことができた。
使用したツボ
まとめ
右肩の痛みと可動域制限に対して、肩甲骨周りや背中のツボへの鍼が有効であった。初回施術で痛みの軽減と可動域の改善が見られたが、症状が長期間放置されていたため、継続的な施術が必要であった。他院での施術後に悪化した症状に対して、適切な施術を行うことで改善が可能であることが示された。症例者が仕事による負担を抱えながらも指導を守り、施術を受け続けたことが改善の鍵となった。今後も症状の再燃を防ぐため、定期的なメンテナンスが推奨される。