肩こりと頭痛が劇的に軽減した施術の記録
症状
 
        肩の可動域制限と慢性的な肩こり、頭痛が主訴であった。肩関節の伸展制限があり、耳の位置までしか腕が上がらない状態であった。また、首肩の筋肉が盛り上がり、手先と足先の冷えも感じていた。右股関節は子供の頃の運動会以来調子が悪く、日常生活や仕事においても体調不良が多岐にわたり、辛い状況が続いていた。これまで医療機関での診断や治療は受けていなかったが、複数の治療院を訪れたものの改善が見られなかった。
- 
                    来院者女性 30 代 
- 
                    期間2025年5月 ~ 2025年6月 
- 
                                            頻度週1回程度 
- 
                                            通院回数5回 
施術と経過
初診時の触診では肩関節の伸展制限が確認され、首肩の筋肉が盛り上がっていた。施術では首肩、臀部、ふくらはぎのツボに鍼を行い、肩の可動域改善を目指した。初回施術後、肩の可動域が向上し、頭痛が軽減、肩が軽くなるという変化が見られた。2回目以降は斜角筋を緩めるための鍼と前腕のツボを追加し、さらに症状の改善を促した。特に2回目の施術で劇的な改善があり、その後も右肩上がりで症状が良くなった。風邪を引いた際には改善が緩やかになったが、5回の施術で大幅な改善が見られた。
使用したツボ
まとめ
肩の可動域制限や慢性的な肩こり、頭痛に加え、手足の冷えや股関節の不調など複数の症状が見られたが、首肩、臀部、ふくらはぎ、斜角筋、前腕のツボへの鍼が効果的であった。特に2回目の施術で劇的な改善が見られ、5回の施術で大幅な改善に至った。症例者は若い頃に仕事の負荷が強く、自律神経症状もあったが、生活指導を素直に守っていただいたことで順調に回復した。今後も体調管理を意識し、再発防止に努めることが重要である。
 
                                     
                                     
                                    













