NEW左肩の動きが制限される症状と右腰部の緊張の関連性
症状

左肩を回しづらいという症状が数年前から続いていた。肩を回す動作時に痛みがあり、特に衣服の着脱や趣味のゴルフに支障をきたしていた。症状の具体的な場所は左肩で、重たさを感じるとともに動きに制限があった。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、肩以外の体調的な違和感はなかった。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では左肩関節に緊張があり、三角筋を症例者が気にしていた。また、肩を回す動きに制限が見られた。さらに右腰部の緊張が強く、ゴルフの動作から捻じれが原因と考えられたため、右腰のツボに鍼をした。その結果、左肩の緊張が緩和され、肩の動きに大きな改善が見られた。施術後には左右差がなくなり、症例者は喜んでいた。その後、一週間後にメンテナンス目的で来院した際も経過は良好であった。慢性的に右腰部の重怠さを訴えていたことから、右腰部と左肩の関係性に注目した施術が効果的であった。
使用したツボ
まとめ
左肩の動きが制限される症状は、右腰部の緊張が原因の一つである可能性が示唆された。右腰のツボへの鍼が左肩の緊張を緩和し、肩の動きに改善をもたらしたことから、全身のバランスを考慮した施術の重要性が確認された。症例者は趣味のゴルフを続ける意向があり、今後もメンテナンスを行うことで症状の再発を防ぐ方針である。この症例は、肩の症状に対して腰部の緊張を緩和するアプローチが有効であることを示している。
担当スタッフ
洲崎 和広