NEW立ち仕事で悪化した右股関節のズキズキする痛み
症状

右股関節の前側に違和感があり、臀部にズキズキとした痛みを感じる状態であった。症状は4日前に立ち仕事をしている際に発症し、静止時には違和感があり、動作時には痛みが強くなる特徴があった。特に屈んだり動作を伴う際に痛みが増し、立ち続けることが困難な状況であった。整形外科を受診した結果、軟骨のすり減りが確認されたものの手術が必要なレベルではないため、経過観察となった。他の体調的な違和感は訴えていなかった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年5月 ~ 2025年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、右股関節の屈曲制限と内旋時に鼠径部の痛みが確認された。施術では、股関節の動きに関連する臀部のツボに鍼を行い、さらに腰部のツボにも鍼をしたところ、症状が大幅に軽減した。その後、大腿部の緊張を取り除く施術を行うと痛みが完全に消失した。初回施術後には症状が消失し、日常生活への影響もなくなった。
使用したツボ
まとめ
右股関節の前側の違和感と臀部の痛みは、股関節の動きに関連する臀部や腰部のツボへの鍼施術が効果的であった。さらに、大腿部の緊張を取り除くことで痛みが完全に消失した。本症例では、股関節の屈曲制限や内旋時の痛みが主な問題であったが、適切なツボへのアプローチにより短期間で症状が改善した。股関節周囲の痛みは、関連する筋肉や動きに着目した施術が有効であることが示唆される。今後も同様の症状に対しては、股関節の動きに関連する部位への施術を中心に行うことで、早期改善が期待できる。
担当スタッフ
洲崎 和広