NEW機能性ディスペプシアによる食欲減退とお腹の張り
症状

鍼灸院ひなた 清澄白河(清澄白河)
機能性ディスペプシアによるお腹の不調が主訴であり、2ヶ月前から始まった。具体的には、お腹の張り、食欲の減衰、気持ち悪さがあり、特に食事をするとすぐにお腹が張ってくるため、日常生活や仕事に集中できない影響が出ていた。医療機関で機能性ディスペプシアと診断され、薬を処方されたが効果は見られなかった。症状に関連して、常に気持ち悪さを感じており、食欲も低下していた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2024年1月 ~ 2025年1月
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頻度
月3回程度
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通院回数
16回~20回
施術と経過
初診時にはお腹全体の張りと押した際の気持ち悪さが確認され、足の冷えや背中の張りも感じられた。施術ではお腹の反応に合わせて脚のツボを使用し、冷えに対する治療も行った。初回施術後、気持ち悪さが少し楽になったが大きな変化はなかった。2回目以降も引き続きお腹の反応に合わせた治療を行い、施術を重ねるごとに気持ち悪さが改善し、食欲も回復していった。完治までには20回の施術を要し、施術期間中には症状の再燃があったが、その時の体調に合わせて治療を調整することで対応した。
使用したツボ
まとめ
本症例では、機能性ディスペプシアによるお腹の不調に対して、鍼を用いた施術が効果的であった。特に、症状に応じたツボの選定と施術の調整が重要であり、施術を重ねることで徐々に症状が改善した。再燃があった際には、体調に合わせた治療方針の変更が功を奏し、最終的には食欲の回復とお腹の張りの軽減が見られた。今後も症状の変化に応じた柔軟なアプローチが求められる。