就寝中に起こる背中の痛み
症状
半年前から就寝中に背中に痛みが出現。3時間ほど寝ると背中が痛んできて目を覚ます。起床後も痛みは続くが2時間ほど経つと痛みが消失するため日中は気にならない。
整形外科と内科で検査を行うも異常がみられず原因がわからない。座った体勢で寝ると痛みが出ないため、ソファに座り寝る日が続いている。
当院のHPに掲載されている症例が自分と似ていると感じ、来院された。
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来院者
男性
30 代
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期間
2017年9月 ~ 2017年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
広い範囲で背部の筋肉の緊張がみられたので臀部に鍼をした。全体的に緊張が緩み、局所的に残った背中の緊張に対して肘のツボを使い様子を見た。
2診目、普段より睡眠時間が長く起床時の痛みも軽減していたとのこと。さらに寝ている姿勢の負担を考え、下腿部のツボを追加した。
4診目、夜中に目を覚ます事はなくなり、起床時の痛みも気にならなくなった。通院間隔を空けても症状がなく良く眠れるとのこと。計6回の施術で終了とした。
使用したツボ
まとめ
日中に痛みがないことから長時間の寝ている姿勢が、背中の痛みを引き起こしていたのは明確であった。寝ている姿勢の状況から仙腸関節への負担が背中の痛みに関係していると考えた。回数を重ねるごとに痛みが軽減し睡眠時間が伸び、半年間苦しんだ症状が短期で改善することができた。