強い頭痛と吐き気で起きているのが辛い
症状
数ヶ月前から頭痛(おでこ・目の奥)が増えてきた。2週間前にも大きな頭痛と吐き気があったが病院には行かず自宅で我慢していた。いったん治まったが、一昨日から再び強い頭痛と吐き気に襲われ、昨日に脳神経外科を受診。MRI検査で異常なし。昨日から偏頭痛の薬(マクサルト)を飲んでいるが治まらず、今朝になって軽くなった。受診時の午前10時頃の頭痛は軽め。ただし、吐き気が強く起きているのがツライ状態(ベッドに横になっている方がラク)。
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来院者
女性
40 代
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期間
2014年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
起きている状態では吐き気がツライため、すぐにベッドに横になった頂いた。膝と足首のツボを用いて、右の肩甲骨の内上角を緩めた。吐き気がすぐに軽くなってきた。続けて左側も同様に緩めた。すると、起きていても吐き気を感じない状態に。その時点で、右のおでこに軽い痛みが残っていたので、肩甲骨の内上角にあるツボを使ったところすぐに消えた。辛そうな表情で来院したが、帰る頃には笑顔がみられた。1週間後の来院での尋ねてみると、直後から吐き気が消えて、頭痛は「モワ〜ン」とする軽い感覚が残っていたが徐々に消え、6日後にはスッキリしたとのこと。
まとめ
いわゆる偏頭痛において吐き気が伴っている場合、肩甲骨内上角に独特な硬さが出現している。吐き気を伴っている状態では入念にチェックするようにしている。一般的に治りにくいとされている偏頭痛であるが、肩甲骨に特徴が出現するので見逃さなければ、それほど難しい症状ではない。