腱鞘炎と肘のズキズキした痛み
症状
右手親指と人差し指でつまむ動作をすると親指のつけ根が痛い。
肘は指のつまむ動作の際と、肘の曲げ伸ばし・瓶のふたを回して開ける動作やバッグを持って肩に掛けるときの動作で激痛。
首や肩も凝っている。
マッサージは楽になるがその時のみのため鍼灸施術を考えた。インターネットで検索しご予約。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年5月 ~ 2018年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診
お仕事・プライベートで下を向いて作業する事も多く、腕の疲れとともに首や背中にも原因があると考え、親指と関係の深い首にあるツボへ刺鍼。何度か動かしてもらうと手首の痛みはその場で改善した。
肘は痛みを訴える場所に関連する背中のツボに刺鍼をしたところ、痛みの場所が移動した。
2~4診
中指のDIP関節・親指IP関節の違和感が生じた時もあるが、その都度関連する背中のツボに刺鍼をして改善。
肘は痛む部分が変わったり、ピンポイントでは無く広範囲で訴える時もあり、肘の内側・外側、前腕の張り、背中の硬さを緩めるために臀部のツボなどを選択。腕の疲れをとるために肩甲骨周りへの刺鍼。
5診
肘の2か所の部分が気になる。この場所に関連する背中のツボに刺鍼したところ痛みが大きく減った。
6診
前回から痛みが大きく減った状態が続いている。仕事でも普段通り肘や手を使ったが、少し肘の奥の方が痛む程度になった。
7診目
ほぼ痛みが無い状態が続いていることを確認。
肩から腕を大きく振った時に肘が少し気になるという程度になり、お仕事でも日常生活でも問題が無く動かせるようになった。
使用したツボ
まとめ
お仕事で手首・手指をよく使い、痛みのある部分を休めることは出来ない状況だったため少し時間がかかりそうなことをお話した。
痛む手首や肘だけではなく、肘や腕に関係する首肩背中の緊張がとても強かったことが原因と考えられる。