マラソン大会後から脚全体がだるい、特に太もも裏
症状
1ヶ月前にマラソン大会で20キロ走った後から、両脚全体がだるい。
おしり、太ももの裏、ふくらはぎまでだるさがあるが、特に強いのは太ももの裏。
毎日1時間ぐらいランニングをしているが、走っている時にだるさが強まる。
マラソン仲間に鍼を勧められ、来院。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
大腿を確認すると、だるさをかんじている後面よりも前面の緊張が強い。
緊張部位は、左は外側、右は内側、ふくらはぎは、右内側、上前腸骨棘付近にあった。
臀部は、2箇所、圧痛の強いポイントがあった。
次に、動きを確認すると、
立位では右大腿を上げづらく、腰は左回旋しづらさがあった。
仰臥位では右股関節外転のしづらさがあった。
1回目
まず、大腿全面の緊張をとる背中のツボ、それから
臀部と関係が深い、肩甲骨外側のツボに鍼を行った。
大腿を動かしやすくする足の甲のツボ、脛のツボに鍼をし、動かしやすさが出たことを確認し
1回目の施術を終えた。
2回目
「太ももの裏が楽になり、脚が軽くなった感覚。10→6まで軽くなってきた」とのこと。
右太もも内側と右ふくらはぎを確認すると、まだ緊張が残っていたので、背中と手のツボに鍼を行った。
股関節外転の動きが改善できた。
臀部の緊張を緩和する、腰のツボにも鍼を行い終了。
3回目
「太もものはりが取れて感じ。10→ほぼ0」とのこと。
念の為、これまでと同様の施術を行い、終了とした。
使用したツボ
まとめ
違和感があったのは大腿後面だったが、緊張していたのは大腿前面の筋肉。
症状を感じている部分の反対側に原因があったパターン。
つぶさに体表観察を行うことが、改善への近道である。
担当スタッフ
那須あゆ美