喉に意識が集中してしまう
症状
2ヶ月程前から、喉のつっかえた感じがあった。以前から後鼻漏(こうびろう)の症状があったので、「いつものように鼻水が喉に流れ込んで詰まってる?」程に考えていたが、段々と喉のつっかえが強くなってきた。耳鼻科で検査してもらったところ「大丈夫」と言われて、処方された漢方薬(シンイセイハイトウ)を服用しているが緩和されない。
「ザワザワ」した違和感があり、喉に意識が集中してしまうので、少しでも症状を軽減させたいと思い来院された。
-
来院者
女性
50 代
-
期間
2019年9月 ~ 2019年10月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
5回
施術と経過
身体に触れて確認したところ、喉周囲の筋緊張を確認した。聞くと、慢性的な肩こり(右側>左側)を感じていると言う。手のツボを使い、喉と肩周辺の筋肉を緩めるようにした。鍼をした直後に、喉の違和感が大幅に緩和されたので、初回を終えた。
2回目、症状は7〜8割改善されていた。以前は四六時中、感じていた喉の違和感は、唾を飲み込むとたまにある程度だと言う。前回のツボに加えて、更に肩周辺を細かく緩めるよう手のツボを追加する。
同様の施術を続けたところ、5回の施術で、喉のつっかえと鼻水が喉に流れ込むことが気にならなくなった。
使用したツボ
まとめ
喉と肩まわりの筋肉が緊張していることで、「喉の違和感」に繋がることは多い。今回のケースも、本人も自覚していた右側の緊張が影響していた。患者さんが普段行う姿勢や行動、発症前の状況などから、緊張を引き起こしている原因を推測して施術を行った。