症状

テニスをしていてターンをしたときにふくらはぎが急に痛くなり立位での動作が取りづらくなった。その後テニスはやめたが移動するとふくらはぎが上下に引っ張られる様に痛く、踵をついての歩行をすることが出来なくなった。それを見ていた当院の患者さんが紹介してくれ、受傷後2時間後に施術する運びとなった。

施術と経過

ふくらはぎの中でも内側の緊張が際立っており圧痛もあった。また、背中には炎症示す反応も現れていることからこの2点にポイントを絞り施術方針を立てた。
まずは炎症反応については小指にあるツボで対応した。次にふくらはぎの緊張については腰部の中でも腰方形筋部に緊張がみられたためこの部にあるツボに鍼をした。施術後、ふくらはぎの緊張が緩和されたことで踵接地可能となった。

2回目、『歩行時の痛みもなくなり調子が良い。テニスもすぐに復帰できた』とのこと。
前回の施術に加え、腰部にあるツボに鍼をしてふくらはぎに残る緊張を取り除いた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 腰海 L
• 後谿 L
• 腸鳴 L

まとめ

腓腹筋と腰方形筋の連動を解いた症例であります。両者は“支える”役割があり連動をしています。この仕組みに不具合が起き、ふくらはぎの痛みとなったものと考えられます。テニスがストップ＆ターンが多いスポーツと言うことからもアプローチする上での手段となりました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院