上下、左に首を動かすと痛む背中
症状
1週間前、朝起きる際に左背中から首にかけてピキッと痛みが走った。それから首を動かすことが困難になりその日にあった息子の運動会にいけないぐらいだった。少しずつ痛みは和らいでいったがまだまだ動くときに痛く、用事がある時は痛み止めを飲んだりしてごまかしていた。なかなか治らないので治療を受けようと思い、ぎっくり腰の治療で通院したことのある当院にホームページから予約された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年9月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
どの動きで痛みが出るか確認すると下を向く、上を向く、左を向く動作で左肩甲間部に痛みが出る。肩甲間部を触診していくと緊張を感じる場所がいくつかあった。
まず1番気になる場所と関連している首のツボに鍼をすると下を向く動作が少し楽になった。痛いところが下に移動し肩甲間部の真ん中あたりになった。痛いところと連動しているふくらはぎの緊張を調べると左に強い緊張があるのがわかった。その緊張部に鍼をすると痛みが和らぎ左を向く動作は気にならなくなった。痛みの場所がもう少し背骨よりになり起立筋上に移動した。
痛みの範囲が少し広かったので肩甲骨のツボに鍼をして痛みの範囲を限局させると痛い場所がはっきりした。そこと連動している腕のツボに鍼をすると上を向く時以外はほぼ気にならなくなった。
最後に気になるところを確認すると頭と関わるツボであった。頭のツボに鍼をすると気になるところはなくなった。着替えの際、楽に着替えられたとのことだったので生活動作も大丈夫だと考え、また痛みが出るようだったら来院するよう伝えて治療を終了した。
1週間後に駅でばったり会い、症状のことを伺ってみると全然問題ないとのことだった。
使用したツボ
まとめ
最初はどこが気になるかぼんやりしていたが、一つ一つ気になるところを消していくと痛いところが小さくなっていき症状も少しずつ楽になっていく。深追いはしすぎないようにすすめていくことで刺激過多になることもなく自然治癒力を高めることができる。