テニスをする時に痛む右肩
症状
半年前にテニスをやっている時に右肩を痛めてしまいプレーはできるが難しい角度がある。半年前に比べたら若干良いかなという程度で治らないでいる。近くの鍼灸院に数回通ったがあまり変化が出ないでいたところテニス仲間(当院の患者さん)に紹介され来院する。
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来院者
女性
70 代
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期間
2019年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
動きを確認すると前に上げる動作の時に可動域は170°程度あるが肩の前側が気になるとのこと。ふくらはぎの緊張を疑い触診をすると外側に強い緊張があった。緊張の一番強いところに鍼し動きを確認すると最初に上げた時より痛みが和らいでいた。
次いでラケットを握る時の手の緊張を疑い鍼をしたところ先ほどより少し楽になった感じがしたとのこと。
普段はトレーニングでベンチプレスをしたりすることもあり大胸筋を確認すると緊張が認められた。肩の動きと大胸筋、鎖骨は強く関わっているため鎖骨の動きを整える肩甲骨のツボに鍼をすると肩の動きでの痛みがなくなった。
使用したツボ
まとめ
肩関節は身体のいろいろな部位から影響を受ける。なかなか原因をすぐに絞ることは難しいが、今回は運動による筋疲労によって肩関節に影響を及ぼしていたと考えた。ふくらはぎは肩からかけ離れているようにみえるが影響を及ぼすことがある。遠くにある原因を取ることによって局所の痛みもスムーズに取れた症例だった。