3年続いた咽喉頭異常感症と首の痛み
症状
3年前から喉の痛みに悩まされている。
なにもしなくても痛い上,飲み込むときに痛みが増す。
病院を受診すると咽喉頭異常感症との診断を受けた。
また同時期から首の痛みに悩まされており,朝起きた時や,ランニングする際がかなり痛む。
悩んでいたときに当院のサイトをみて,来院。
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来院者
男性
30 代
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期間
2019年4月 ~ 2019年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
首の前屈,後屈(前や後ろに倒す動作)をすると首が痛く,可動域の制限が強い。
また声を出すと喉の違和感が強くなることも共有した。
実際に首の筋肉に触れてみると,はっきりわかるレベルで首の前側の筋肉が張っている。
手首のツボを押しながら首を後屈してもらうと,かなり動きがよくなった為,そのツボに鍼をすると,はっきりわかるレベルで首の動きの改善が見られた。
また頭と手のツボに鍼をしたところ,声も出しやすくなったので1回目の施術を終えた。
翌週の来院時にカウンセリングしたところ,喉の違和感はまだ存在するが首の症状はかなりよくなったとのこと。
足のツボを追加して施術した。
2週間後に来院頂いた際に確認すると,1週間以上,状態がよかったとのこと。
現在は少し後退したが,来院前に比べるとかなり良い。
状態を安定させるため,肩こりの治療も行う。
調子が悪く感じたら,またおみせくださいと伝え,略治とした。
使用したツボ
まとめ
喉の違和感の多くは首の筋肉の張りが強く関わる。
首が張って頭痛がするのと同様に,首が張って喉の違和感が出るケースは多い。
実際に張っている場所と,症状がある場所は離れている場合が,実は多くある。
そのようなケースでは鍼灸師の目線が大事になると改めて感じた症例であった。