頚の寝違いからの背中の痛み
症状
半年前、朝起きると頚を寝違え動かせなくなった。日が経つにつれ頚を動かせるようになったが、背中に違和感が出現。それ以来、常に背中に違和感がある。
数週間後、背中の違和感が痛みに変わり我慢できなくなる。ペインクリニックで注射を行い痛みが一時的に治まるものの、2日後には再発。痛み止めを服用するが効果がなく、悪化している。背中の痛みでじっとしていられず、腕もだるくなり仕事にならない。ネットで当院のことを知り来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2017年5月 ~ 2017年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
頚を寝違えた際の問題が、背中の痛みへ波及していると考えた。頚部に鍼をすると背中の痛みが軽減。さらに頚部の鍼を追加すると腕のだるさが気にならなくなった。帰宅後も痛みは軽減していった。
2診目、頚部に加え、肘のツボに鍼をした。直後から残留していた痛みがほぼ消失。
3診目、背中の痛みは消失しており、日常生活で気にならなくなった。頚を下に向けると背中に突っ張りを感じるとのことから臀部に鍼をした。突っ張る感じが消失したため終了した。
使用したツボ
まとめ
頚部と背中は密接に関係しており、痛みが波及しやすい。背部痛み発症の状況から頚の寝違えが、関係していることは間違いないと考えた。患者さん自身痛みが出現した状況を記憶していたことで狙いを絞り込むことができた。