朝4回、職場で10回トイレにこもる過敏性腸症候群疑いのお腹の症状
症状
・急な便意 ・ガス症状 ・ 腹部の張り ・便秘 ・腹痛
中学生の頃より、便秘、ガス症状があり授業中もずっとトイレを我慢する生活を送っていた。
仕事をしている現在も、仕事中や休憩時間など職場だけでも10回ほどトイレに行く。
特に朝は一時間のうちに4回ほどトイレにこもっている。
ミヤリサン(整調薬)服用中。
病院は受診していないが、自分では「過敏性腸症候群」ではないかと思っている。
精神的な緊張が腹部の症状に関係するという情報を知り、精神的な緊張には鍼灸がいいという情報からインターネットで当院を見つけ、ご連絡いただいた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
初診時
腹部の広い範囲が冷えており、冷えと腹部の緊張を取り除く為、腕や足に鍼をした。
腹部の冷えや緊張の改善がみられたことから初回の施術を終了した。
2回目(初回から10日後)
前回後、お通じがスムーズになり、お腹の張りもかなり改善していたが、初回から一週間たったころから症状が出てきた。
腹部の冷えも部分的にあった為、初回同様冷えと緊張を取る為に鍼をした。
3回目(前回から4日後)
症状あまり感じずに生活できている。
朝のトイレも一回になり、職場でも便意やお腹の張りでトイレに行くことはなくなった。
便がスムーズに出るともっと楽とのことで腹部の緊張に対して鍼をした。
4回目(3回目から10日後)~5回目(4回目から4日後)
1週間空くと少し症状を感じる傾向がある。施術後は症状気にならなくなる。
症状をみながら施術間隔をあけていく相談をした。
6回目(5回目から7日後)
その後、症状は落ち着いている。ご本人の希望もあり、月2回の間隔で施術を行い経過観察中。
使用したツボ
まとめ
過敏性腸症候群は発症から長期間悩んでいる方が多く、身体的にも心理的にもその根源は根が深い。
今回のように、症状が安定する前に施術間隔が1週間以上あくと、身体の緊張が産まれ、体が前の状態に戻ろうとしてしまう。
それを防ぐためには、週に2回の施術間隔が望ましく、その方が施術回数も施術期間も最小限で改善すると考えられる。